銀座にあるアルジェントASOは、何度か予約しようとする度に披露宴やパーティーの貸し切りで断られ、やっとタイミングが合って伺う事ができました。 人気のお店なことは確かなようで、どんなお料理をいただけるのかとても楽しみでした♪ お部屋は個室をお願いしました。 最初に運ばれたバター&ブレッド。 バターは、塩、オリーブオイルを練り込んだ物、薫製にした生クリーム状のものと3種類。 パンは両端がフォッカチャヤ、栗入り、シリアル胡麻入り、星の形のドライトマト入り、クグロフ型のレーズンとオレンジピール入り。 バターといいパンといい、おっと思う美味しさとバラエティー♪ これは期待できそうですわーーー! ワインはブルゴーニュから。 えっ、グラス逆さまですけど・・・? これは前菜のスモークサーモン3種。 てっぺんに乗っかってるのがサーモンソテーで薄いカツレツと一緒に。 グラスを戻して、グラスの底にあるのは、サーモンに生クリームのエスプーマ。糸状なのは、トルコの小麦を使った麺をフリットにしたものだそうです。 お皿の上にサーモンのカルパッチョ。オリーブオイルと香草の香り付け、バルサミコのホワイトタイプのジュレ。 その下には、アボカドをムースにしたソースがしかれています。 初っぱなから驚きのプレゼンテーションです!@@ 続いて運ばれてきたのにも、またびっくり!! 理科の実験??? モクモクっと煙りが吹き上がってきてるじゃありませんか・・・。 これは、黒トリュフ風味のオムレツ。 下の鉢にお湯とドライアイスを入れ、そこにトリュフを顆粒状にしたものを加えて撹拌、煙りと一緒にトリュフの香りを醸し出すのだそう! オムレツにはもちろん黒トリュフとそのソースがたっぷりとかかっています♪ フォアグラと生ハム。 クレープを敷いたその上にフォアグラのソテー、パルマ産のハム、木の葉状のパンを散らし、横にジャガイモのピュレが添えられています。 コクのある甘みが効いた年代物のバルサミコソースをまぶして。 これがフォアグラ料理?? なんとまあ繊細な盛りつけをしてあるのでしょう!! 真ん中に飾ってあるのが金魚草の花びら。 周囲の泡はオレンジと蜂蜜の香りをブレンドしたもので、この状態にするにはレシチンの配合が難しいらしいです。。 そして黄色い花びらの下には、バルサミコソースとフォアグラが隠されていました。 蜂蜜とポルト酒に一日漬けたフォアグラのムースです。 うーーーん、今までどれもハズレ無しーーー◎ あれっ?、きのこのスパゲッティとメニューにありますが、パスタはグラスに別添え?? 淡路産タマネギの炭火焼に、7〜8種類の茸、ビーツのゼリーとベーコンの出汁で和えられています。 グラスの中はアンチョビ風味の牛乳ムースでからめたパスタ。 そうですよね〜、やっぱり一緒に混ぜていただくんでしたーー♪ カラスミのスパゲッティ。 う〜〜ん、もう見るからに美味しそうなのがわかりますねーーーー◎ パスタを茹でるのに塩を使っただけだそうで、後はカラスミの塩分だけで絶妙なお味に仕上がっています♪ こうどれも美味しくて、見た目も驚きだと、もう次の料理が今度は何かしらんと楽しみになってきちゃいますねーー♪ で、メニューを見たら、次はカレイライスとでています。 えっ、まさかのインド料理??? 宮城産のナメタカレイに、ガラムマサラ(はは〜〜ん、それでインド風ネーミングを使った訳ですか^^;)と牛乳を泡立てたソースが添えられています。 リゾットもとっても美味しいわ〜〜♪ カレイにライスってことですね。(笑) メインは、牛モモ肉か牛ロースの炭火焼。 上のお皿の付け合わせは、マスカルポーネとブラックペッパーをコンキリエの中に詰めたもの、白いトウモロコシのポレンタに塩味の効いた頬肉の生ハム。 下のお皿の付け合わせお野菜は、ジャンボマッシュルームのフリット、ロマネスク、フヌイユをピクルスにしたもの、ホオズキ。 そして、ワゴンで運ばれてきたのはこれまた一体何でしょうか??? ありゃ、焼き芋!! 種子島産の安納芋と呼ばれるサツマイモだそうです。 これがねー、もうネットリと甘くって蕩けそうなお味なんですーーー◎ 〆が焼き芋ってのも驚きですが、納得の美味しさで大満足でございました♪ ・・・って、これで終わりじゃないところがまた凄いんですわ〜。。 デザートは上の階でお出ししましょうか?とおっしゃって下さって、メインダイニングも拝見する事ができました♪ こちらの方がずっと眺めが良いですね◎ 個室と同じように、こちらのテーブルの上にも、スワロフスキーのクリスタルのオブジェがさりげなく飾られています。 もうこのデザートの美味しいこと! キャラメルとココナッツのアイスクリーム。 これに3種類の岩塩が添えられ、削ってお好みの塩味に。。 白いのはモンゴル塩、赤はヒマヤラの岩塩、黒は硫黄の温泉の香りがするそうです。 お土産に3種類のこの岩塩を別に包んでくださいました。おろし金付きで! そしてティラミスも大変おいしゅうございました♪ 最後まで手を抜いていませんねーー◎ って、まだあったんです、おどろきのトドメが!!@@ マシュマロにジェリーにショコラに・・・。 まあなんて可愛らしいアレンジでしょうか〜♡ このまま持って帰って、しばらく飾っておきたいくらい♪ 料理の素晴らしさと、驚きの展開とで、最後までとっても楽しくおいしくいただきました。 サービスも一流でした◎ 是非また訪れたいレストランであります! バーラウンジもシックで居心地良さげでしたよ♪ イタリア語通訳の第一人者である田丸公美子さんの著書を以前にもご紹介しましたが、最近出版されたこの「シモネッタの男と女」も面白く読ませていただきました。 田丸さんが出会った忘れ得ぬ、イタリア人日本人合わせて男女6人のお話です。 そのうちの一人で、「ウタマロ・ミラネーゼ」の項の主人公の話をちらりと・・・。 15年前、ミラノのモンテナポレオーレ通りで、通訳の仕事中に突然目の前で起こった、うら若き美女ふたりが繰り広げる壮絶な痴話喧嘩! どうも三角関係の縺れらしい。。 『それにしてもゴージャスな喧嘩だった。まず場所が、ミラノの高級レストラン。当事者は超ド級の美人。年の頃は二十代前半、一人は金髪、もう一人はプラチナブロンド、ふたりともすらりと背が高く、モデル並みのプロポーションと美貌に恵まれている。きわめつけが使われた凶器。これが特注ものとおぼしき、エルメスのオレンジレッドのケリーバッグだった。・・・・金具が付いた方をきちんと殴打面に使っているのが、彼女の怒りの深さを表している。・・・・ これだけ上玉の若い女性二人を手玉に取るのは一体どんな男性なのだろうか。・・・・浮かんできたのは、数々の色恋沙汰を繰り返し、いぶし銀のごとき魅力を放つ渋いイタリア人男優、マルチェッロ・マストロヤンニ・・・・』 とまあ想像しますわね。。。 怪我を負った方の女性の所へ警察が事情を聞きに現れ、元々の喧嘩の原因になった男性の名前を訪ねます。 それがなっ・な・ん・と我が同胞、日本人男性の名前だったので、田丸さんは仰天! それ以来、彼女の脳裏にその名前がくっきりと褪せることなく刻み込まれたのだそうです。 そして15年後、不思議な巡り合わせで当人に直接出逢うことができ、事の顛末は勿論のこと、彼の波乱万丈の実人生を聞くことができたのです! **** この本をすぐに買って読みたかった理由の一つは、長年の盟友でらした米原万里さんへの追悼文を載せてあるからでした。 それは終わりの章にあって・・・心うたれる文章でありました。。(涙)
by jackie-style
| 2010-09-22 00:39
| レストラン
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