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ホテルリッジ&古今「青柳」

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鳴門海峡と大鳴門橋を見下ろす小高い山の頂上に、鳴門パークヒルズはあります。
その7万坪の広大な敷地に点在するのは、「ホテルリッジ」、カジュアルレストラン「カリフォルニアテーブル」、料亭「古今青柳」の3つの施設のみ。
なんと贅沢なロケーションなのでしょう!

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そしてホテルリッジの部屋数はたった10室、和室4室と洋室6室だそうです。

屋根を渡した長い回廊から、一つ一つの部屋への入口へと横に入っていきます。
写真上部真中が、玄関口です。ずっと奥に庭が見えませんか?(クリックすると見え易いかも)
右隣の写真が、その庭側から入口扉を写したものです。
そう、かなり細長く縦に延びた平屋の造りです。

部屋はフローリング仕上げで、濃紺と黒を基調にした落ち着いた色合いの部屋でした。
窓からの眺めは、始めの写真の通り、大鳴門橋が真ん前に見えます。

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左上は、バスルームからお部屋方向を覗いたところ。
右下は、お風呂上がりに涼めるテラスデッキ。

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可愛い下駄が揃えてありました。鼻緒は徳島名産の藍染めでしょうか?
冷蔵庫の中には、やっぱりオロナミンCが入ってますね。(笑)
鳴門パークヒルズは、大塚製薬が開発したリゾートなのです。
バスアメニティーはロクシタンでした。

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今回一番の楽しみだったのが、古今「青柳」で小山裕久氏のお料理をいただくこと。

で、ホテルから青柳まで、な、なんとリンカーンのリムジンが送迎してくれます。
ゆっくり走っても数分で着いてしまうんですが、そこは雰囲気といいますか、お贅沢気分を一気に盛り上げて、いやが上にも期待が増す憎い演出でございましてよん(^^)V

着いた所は、打水も清々しく、数寄屋造りの建物が凛と佇んでいます。
ここは全部で4室あるそうで、私達は洋室の個室に通されました。

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写真左上から順に、
先附は、大根、もやし、白アスパラ、セロリ、鮑の5種の千切り。

刺し身は、もちろん鳴門の鯛、吉野川の海苔、よこわ(黒鮪の幼魚)。

酢の物は、鯛皮、紫蘇、ハラミ、ポン酢、大根おろし。

椀は、車海老しんじょ。

八寸は、車海老に若布、枝豆と林檎、鱧の骨の素揚げ、無花果の胡麻和え、ピータン、鯛肝の佃煮、素麺南瓜、シラスの佃煮ピーマン入り。
丸い形にしてあるピータンが絶妙に美味しかったです。食べやすいようにピータンを細かくして何かと和えてあるみたい。。。
シラスの佃煮はご飯に振り掛けて食べたくて、お土産にしてもらいました。

鮨は、いぼ鯛。脂が乗ってるのに、さっぱりしてる!美味しかったです。

鳴門鯛の兜焼き。
ところで、「鯛の鯛」ってご存知ですか? えらの辺りの小骨が丁度“魚の形”になってて、きれいに食べ尽くすと出てくるんですが、この小骨のことを、「鯛の鯛」と呼ぶのだそうです。

煮物は、南瓜、賀茂茄子、里芋、鴨肉。鴨肉が絶妙に柔らかくてさすがの仕上がり。

〆は、天然うなぎと香の物。皮をパリッと焼き上げてありました。

鯛を知り尽くした料理人の腕による“鯛尽くし”。
鳴門金時や蓮根に酢橘等、徳島名産の地の物も堪能させていただきました。
基本はダシの味、そして天然の素材の良さでしょうか。
本当にどれもこれも美味しゅうございました。

そして器がまた素晴らしくて、これはもうそれだけで目を見張りましたし、楽しませていただきました。

全てにおいて日本料理の真髄を味わえた気が致します。

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デザートは、メロンとゼリーにアングレーヌソース。
阿波三盆糖に番茶ゼリーと白玉。

若女将(左端の方)も揃っての丁寧な見送りを受け、最後の最後まで心配りの行き届いた、これぞまさに「日本の料亭」ともいうべき素晴らしい持成しに、大満足の夜でありました。

そうそう、東京でも「青柳」のお料理がいただけるんですよ。場所は虎ノ門です。

この後、大分夜更けてはいましたが、源泉掛け流しの温泉で、潮風に包まれながらの露天風呂も満喫することができました♪


つづく。。。
by jackie-style | 2009-08-15 19:44 | 国内(ホテル)
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