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ブックレビュー@2011

ドバイの旅は長い事かかりそうなので、ここらでちょっと一休み。
最近読んで個人的に面白かった本をいくつかご紹介いたしますね♪


まずは、ホテル好きなのでふとタイトルに惹かれて読んでみたら、すっかり伊集院さんの魅力にはまってしまった本です♪




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皇族の御用達ホテルでもあった湘南の由緒あるホテル「逗子なぎさホテル」で、作家になるまでの7年半余りを過ごした伊集院さんの自伝的随想。
当時まだ海のものとも山のものとも分からなかった伊集院さんを温かく家族のように受け入れてくれたホテルの従業員達との触れ合い。
古い洋館の佇まいとともにセビア色の風景の中に甦るお話がノスタルジックで良いんですよね〜♪
人も時間も優しくゆったりと流れるこのホテルで、ささくれ立っていた伊集院さんの心が少しずつ癒されてゆく姿が目に浮かぶようでした。


残念なことに今はもうこのホテルは解体されて無くなってしまったのですが、このホテルを利用してとても愛していた方々が多くて、今でも懐かしんでは当時を偲んで集まられているようです。

これは電子書籍としても読むことができるそうで、youtubeでその紹介がされています。



今年のミシュランで以前泊まった湘南のホテル「Scapes」が高評価だったこともあり、この「なぎさホテル」にも刺激されたので、ちょっとあの辺りにまたのんびり行ってみたくなりましたね〜♪


伊集院さんの本は、これをきっかけにたて続けに何冊か読んでしまいました。



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これは世界中を旅した伊集院さんのホテルエッセイです♪
その中の一遍をかいつまんで抜粋してみましょうか。。

場所はスコットランドのアイラ島。
シングルモルトウィスキーの取材で海辺のホテルに泊まります。

*****

昨晩、なぜあんなに飲んだのだろうか、と海風に当たりながら海岸を歩いていた。
スコッチの製造所のむこうに小高い丘が見えた。
何やら良さそうな丘で、
−あそこから海を眺めたら、さぞ気持ちが良かろう。
と思い、坂道を登り出した。
途中で犬を連れた人と何度かすれ違い、ここは島の人と犬の散策の道なのだ、とわかった。
飼い主もやさしそうでどの犬も賢そうである。
ようやく丘の頂上に着き、周囲を見渡してみると、これが予期したとおりの美眺だった。

(中略)

眼下の海岸に目をやると下方は崖になっていて、その突端にむかって階段が続き、小屋一軒建てられそうな土地に芝生が見えた。
階段を下りて芝生の上に立つと、背後からの風が絶え、わずかな陽差しを感じるほどだった。
ーこれは佇むのに恰好の場所だ。
腰を下ろそうとした時、花がわずかに咲いた場所に碑があるのが目に止まった。
−何だ?
“OUR BELOVED PET SANDY 14 1/2 YEARS OLD"
とあり、骨の絵が入っていた。
『私たちの最愛のペット サンディー 14歳半』
ーそうか、この碑の下にいとおしい愛犬のサンディー君が眠っているのか。
よほど愛された犬だったのだろう。
この場所に犬は主人に連れられて何度も散歩に来たに違いない。

(中略)


瀬戸内海沿いにあるちいさな港町から上京して四十年近くになる。
上京して物足らなかったのは、海を毎日見ることができなくなったことと、もうひとつは犬と過ごすことがなくなったことだった。


*****


旅の宿を軸として、旅先での情景や心象模様が綴ってあります。
このペットの墓碑は、ちゃんと写真も載っていて、廻りに可憐な小花が咲いてるとても愛らしいものでした♪


夏目さん始め、名だたる女優さん達が惚れ込むのも分かる気がします。。













続いてはこちら♪





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桐島かれんさんは以前から雑誌等で拝見して、センスの良い素敵な女性だな〜と思っていました♪
TVではおっとりとした外見に似合わず以外に早口で、それがお母様にそっくりだわ〜なんて。(笑)
葉山の築80年以上の洋館に手を加え、アンティークの家具を設えて素晴らしい住宅に再生した写真も拝見してました♪

この本では、かれんさんが世界各地で見つけて来た手工芸品、生活雑貨やアンティークを紹介してあるだけでなく、旅の思い出や、桐島家3代にわたる家族の話も綴ってあってそれが興味深かったですねー♪
そしてかれんさんの文章の旨さにはちょっと驚きました!
知的でお洒落なのは御祖父様御祖母様の代から受け継がれるDNAなんだと納得した次第です。






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こちらは村上春樹さんのエッセイ♪

「1Q84」はブック2まで読んで挫折してしまったんですが、久々にエッセイを読んだらやっぱり面白いんだなーこれが!
もう小説の世界はついていけなくても、エッセイなら読めちゃう♪




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で、昔読んだ本の中からエッセイや紀行文だけチョイスしてまた読み返してみました。
この「遠い太鼓」は、1986年から1989年までギリシャとイタリアに住んでいた3年間を綴った長編のエッセイです。
再読してみると、今現在のギリシャやイタリアが財政困難に陥ってる根本的な病根が当時から全然変わらずにあったんだなーとよくわかります。


ちょっと長くなりますが、面白かった話を一つ抜粋しましょうか。
「イタリアの郵便事情」からの話です。

*****


それから郵便局の局員の計算能力のひどさも特筆に値する。

(中略)

窓口の女の子がカシオの計算機でぱたぱたと計算する。
数字が出る。
何だか料金が高すぎるような気がする。
だから文句を言う。
彼女はもう不承ぶしょうもう一度計算する。
違う数字がでてくる。
さっきのよりずっと安い。
それから念の為に彼女はもう一度計算する。
今度はもっと安い数字がでてくる。
彼女は混乱する。
そして腹を立て始める。
もう一度計算する。
するとーああ、あろうことかー
また違う数字が出てくる。
彼女は完全に頭に来ている。
なんで日本人がローマまで来てわざわざ東洋の果てにまで手紙をださなくてはならないのだ。
彼女は四種類の数字を僕の前に放り出す。
そして好きな金額を選んで払えという。
もちろん僕はいちばん安い金額を選んで払う。
これは僕が経験した話である。

(中略)

この話にはまだ後日談がある。
僕は家に帰って、もう一度自分でその料金を計算してみた。
すると彼女の四種類の計算は全部違っていたのだ。
本当はいちばん安い金額よりまだもっと安かったのである。


(中略)


僕の観察によれば、イタリアの郵便局の局員の勤労意欲は(もしそういうのがあればということだが)かなり低い。
ほとんどの局員はすごく嫌そうに働いているし、おやつを食べることと同僚と無駄話をすることに
精力のほとんどを費やしている。
歯痛と生理痛と胃カタルに一度に襲いかかられたようなぶすっとした顔で客に向かって切手をほうりなげてる女の子が
(「ボンジョルノ」「・・・・」「600リラの切手三枚と、1200リラの切手を一枚下さい」「・・・・」)
おやつの時間になって「あたし、ポテトのピッツァね!」と叫ぶときは別人じゃないかと思うくらいに嬉々とした可愛い顔に変貌してしまうのだ、まったくの話。


******






ブックレビューも長くなってしまいましたね。
最後にもう一つ。
これはまだ単行本にはなっていないのですが、是非出版して欲しいと思う雑誌の連載です。

島崎今日子さんの取材で、婦人画法に連載中の「安井かずみがいた時代」。
彼女を良く知る友人知人から毎回一人ずつお話を伺い、貴重なエピソードが語られてゆきます。

圧巻だった(と個人的に思った)のは、第6回(婦人画報4月号)で最初の結婚(加藤和彦さんと再婚する前)のお相手、新田ジョージさんが証言者としてお話されていたことでした。
なんとお二人の結婚式の写真、ローマのヴェラ・メディチでイブサンローランのドレスを纏ったかずみさんと側に立つ新田氏の挙式の記念写真まで大きく載っていて驚きましたね!
実業家の御曹司で趣味も良くその後の安井さんの美意識に影響を与えた男性とは聞いていましたが、お二人の馴初めや当時の生活等初めて知ることが多くてとても興味深かったです。





以上ですが、こうしてみるとどれも読み易い本ばっかりですね!
難しい本を読むとすぐに頭が仮死冬眠状態になっちゃう。(苦笑)


次回はまたドバイに戻る予定です♪
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by jackie-style | 2011-12-19 07:56 | 日々の暮らし | Trackback | Comments(4)

バージュ・アル・アラブ@ドバイの旅-5

亀さん歩みのの〜んびりブログですが、暇を見つけては思い出したかの様に気長にUPしてゆきますねー。
お部屋の続きです。






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メゾネットの2階部分です。
ホワイエとでもいうのかしらん、寝室手前にあるソファーコーナー。
喧嘩でもしない限りそんなにあっちこっちのソファーを使うことはありません・・・
雑誌をパラパラとめくってみた時くらいかな〜座ったのは。。
Traveler等が置いてありました♪

















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左手の扉が寝室への入口です。





















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ビジネスデスクもこのスペースに。























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寝室からはアラビア湾一望で眩しいくらいです♪







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TVはコントローラーで上下させ、観ない時にはこのボックスの中に収納されます。



















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ベッドサイドコーナー。















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左が寝室入口で、正面奥に見えるのはバスルームです。
鏡の下のキャビネットにはミニ冷蔵庫。














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ドリンクは全てフリー。














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寝室とバスルームの間は、たっぷり収納できるクローゼットとドレッシングルームになっています。










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バスルームもかなりの広さです!



























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エルメスのソープとデンタルキット。




























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男性用にはTerre D’Hermésのオードトワレとデォドラント♪

女性用にはKelly Calécheのバフュームとボディローション♪















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シャワーブースにジャグジーバス。












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バスタブのサイドにあるブルーのボトルの中身はソルト。
オレンジの小さなボックスはシャワーキャップ。

手前シャワーブース側に置いてあったのは、これも男女それぞれのエルメスの香りで、シャワージェルやシャンプーにコンディショナーです♪















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撮影タイム終了!
ひととおりお部屋を見て廻ったら、テーブルの上のウェルカムクッキーに目がいきました♪
ホテルの外観を模した形ですね。
なかなか美味しかったですよ♪









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濃厚なマンゴーのフレッシュジュースを飲んでと、、、
さあこれから夕食まではまだ間がありますね〜。

ホテルの中をちょっと探索してみましょうか♪
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by jackie-style | 2011-12-13 12:18 | 海外 | Trackback | Comments(8)