今回は、リッツのバブリックスペースをご案内しましょう。
ホテルエントランスはピカデリー大通りから入る脇道に面していて、割にこじんまりとした感じ。 受付ロビーです。 テーブルの上にはイースターのウサギが飾ってありました。(多分チョコレートの) ここで映画「ノッティングヒルの恋人」の撮影がおこなわれたのですが、その際は、カメラマンから照明スタッフから全員がスーツ姿の正装で撮影するように要請されたとか・・・。 確かに格式高いホテルでございました。 客室階から一階ロビーを覗いて・・・。 これはエレベーターの中です。 ロビーからさらに扉を開けて入った先は、アフタヌーンティーで有名な「パーム・コート」のカフェレストランが左サイドにあり、右側は生演奏のためのグランドピアノが配されていました。 そして長い通路の一番奥にメインダイニングがあります。 実はここから先のエリアは撮影禁止区域!?なので誰もいない時を見計らったりして密かに撮影したものです(^^;) ウェイティングのスペースがゆったりと贅沢に配されています。 そしてこれがメインダイニングルームです。 さすがにお食事の撮影は無理でした。 毎朝ここで朝食をいただくのですが、「English breakfast」では、Haddockムニエルにボイルドエッグの生クリームソースが美味しかったです♪ 「Buffet breakfast」は、センターテーブルの上にサーモン、チーズ各種、フルーツ、シリアル、卵料理各種取り揃えてあり、またお好みのオーダーも可能。 「Healthy breakfast」では、キューカンバージュース、サーモンとカッテージチーズと黒パン、ブルーベリーやラズベリー入りオートミール、パイナップルにマンゴーのフルーツがセットになってます。ちょっと食欲が湧かないような朝にはピッタリのメニューです♪ ペストリー類も全て美味しく、イースターの朝には、特別にレーズンバターのパンが供されました。(ホットクロスパンと呼ぶそうですね)♪ 毎朝、私達と丁度同じような時間に前後して席に着く、お年を召したご夫妻がいらっしゃいました。 お二人とも恰幅が良く、奥様はとてもお洒落でステキなコーディネート、ご主人様も堂々とした振る舞いや落ち着きぶりで、きらびやかでゴージャスなこのレストランのゲストに相応しいカップルです。 まず、ウェイターの注文にコーヒーか紅茶を頼んで、それからおもむろに、必ず奥様が最初にセンターテーブルのお料理を取りにいかれます。 ご主人様は、それをず〜っと目で追って、眺めるともなくゆったり眺めている感じ・・・。 ここで万一奥様が転んだとしても、たぶん眉一つ動かさないような、まるで草を食む牛を悠然と眺めてるみたいな感じ(失礼)とでも申しましょうか・・・年輪を重ねた老夫婦ならではの風格が漂います。(お見事) 奥様の装いは、シャネルのフラットなシューズ、シャネルのジャケット、ダイヤのズラッと連なる一連のネックレス、同じくダイヤのテニスブレスレットにダイヤのイヤリング、大きなダイヤの指輪と右手にはこれまた大きなルビーの指輪@@ ひゃ〜〜総額一体おいくら???の世界です!!!(ジロジロ見た訳じゃなくてもすぐ目に飛び込んでくるくらい凄い!) ご主人の方も、これまた毎朝ビシッとダブルのスーツにネクタイ姿で一分の隙も無くキマッてます。 それが一日だけ、奥様はサファリ風パンツスーツに首にはスカーフ、ご主人はオレンジ系のカーボーイ風チェックのシャツにコットンパンツという、今までのイメージとガラリと変わったラフな装いの日がありました! あ〜今日は、どこかに遠出なさるのね〜っと、特にご主人の変身ぶりが、正直あまり着慣れてるようには見えなくて、それが尚更微笑ましく、こっそり拝見しておりました♪ そんなある朝の事、食事も済み部屋に戻るエレベーターに乗ろうとして、たまたまこのご夫妻と一緒になりました。 ところが、このエレベーター、ボタンを押してもドアが閉まりません! お互いに顔を見合わせては苦笑いです! 仕方なく降りて、ホテルスタッフを見つけてその旨を話し、他の場所のエレベーターに乗り換えました。 ここで、行き先階を押した奥様が、「いち・に・さん・し・・・」と、いたずらっぽく笑って私達の顔を見るではありませんか!! 「え〜〜〜っ、に・日本語・・・ですよね・・・?!」 すると続けて「おはようございます。こんにちは。」ですって! びっくりしました。@@ 短いやり取りの間に分った事は、以前お仕事で神戸にお住まいだったこと、ロシア人だということ。 神戸でロシア人って、まさかモロゾフの関係者?・・・な〜んて想像たくましく考えたのは、日本に戻ってからの事・・・。 その後、ご夫妻をおみかけすることも無いままで、もうちょっとお話ができたら良かったのになぁと少しばかり心残りでありました。 旅先でのふとした出会いに過ぎませんが、些細ではあっても記憶に残る旅の一コマでありました。 そして、このイギリス旅行を思い出す度に、きっと思い浮かべるであろう人物がもう一人いたのです。 そのお話はまた後ほどに・・・。
by jackie-style
| 2010-07-21 10:08
| 海外
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